ここでは、赤ちゃん筆の詳細や、出来上りの大きさなどについてご紹介します。 |
赤ちゃんの髪の毛を残すことなく使い切って、なるべく大きく、立派な筆に仕上げていき ます。その製筆工程は、書道筆をつくる工程と全く同じです。そのため、記念の筆としてだ けでなく、実用された場合でも十分に耐えうる筆が出来上ります。 |
赤ちゃん筆のご紹介 髪の毛の長さと量は? | ||||||
◆お送りいただいた赤ちゃんの髪の毛だけで、基本的には一本の赤ちゃん筆を作り ます。そのため、髪の毛の長さが長いほど、また量が多いほど、筆としては長く 太いものになります。 ◆ある程度大きな筆を作るには、個人差もありますが、生後6ヶ月以上はハサミを 入れずに伸ばす必要があるかと思います。 (逆に、何年も伸ばすと、かえって先が傷んだりします。) ◆左の大きな筆は、小学校の習字の時間に使うような一般的な大きさの筆です。 目安として、カットした髪の毛の長さが平均して6~7㎝位あり、根元をつまんで みて、大人の小指くらいの量があれば、だいたいこのような大きさになります。 ◆小さな筆は写真立タイプ、桐箱(小)に収めるための短軸の筆です。 ◆額や桐箱に収納するため、髪の毛の長さは大きな筆では最長9.5㎝位まで、 短軸の筆は最長5㎝位までで切り揃えます。 ◆軸はカシュウ塗の黒軸で、所々に浮き出ている赤いグラデーションがアクセント となっています。長さは22cmで、短軸は10.5㎝前後になります。 ◆この軸に赤ちゃんのお名前と生年月日を手彫りで刻字します。(⇒拡大) |
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(⇐写真のため縮小してあります。髪の毛の部分を含めて実寸は大きな筆が27.5㎝、短軸の筆は13.5㎝です。) |
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(わかりにくいかと思いますが、一応の目安として下さい。) |
赤ちゃんの髪の毛をカットするのは中々大変です。特に髪型を気にしながら、記念の筆を作るための 長さや量を確保するのは難しいかと思います。出来上りの大きさから、目安としての長さと量を写真で ご紹介します。お家でカットされる場合や、美容室でカットしてもらう際の参考にしてください。 (写真のため、定規や筆は縮小してあります。) |
A 軸径1.0㎝ 軸長22㎝ |
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B 軸径1.2~1.5㎝ 軸長23㎝ |
◆平均して6~7㎝くらい、根元をつまんで大人の小指くらいの太さで、だいたいAのような筆になり ます。長さや量が多い場合は、Bのような白い部分(ダルマといわれています)がついた軸になります。 |
C 軸径1.0~0.7㎝ 軸長22㎝ |
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D 軸径1.0~0.7㎝ 軸長10.5㎝前後 |
◆平均して4㎝くらいで、量が少なくなるほど細い筆になります。軸径が1.0~0.7㎝まであります ので、それに合うように作ります。Dは写真立タイプ、桐箱(小)のための筆で、これくらいの長さと 量であればバランス良く作れます。もう少し少量でも大丈夫です。 |
E 軸径0.7㎝ 軸長22㎝ |
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F 軸径0.7㎝ 軸長10.5㎝前後 |
◆特に短く、量も少ない場合は、面相筆(軸にさらに細い軸をくり込んだもの)の形になります。 可愛らしい筆ができます。 |
安心して髪の毛をお送りください | ||
◆カットした髪の毛の毛先と根元が揃っていなくても大丈夫です。製筆工程の 中で直すことができますので、少々入り乱れていても捨てずに入れてくださ い。写真のようにルーズリーフなどの紙で、髪の毛が折れ曲がらないように 包んで封書で送付してください。 |
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◆「量が少ない、短い、カールしている。これで筆ができるのだろうか?」と思われても、 まずは髪の毛をお送りください。髪の毛が届き次第、製筆の可否、大体の出来上がりの大き さ、完成までの日数などを、電話でご連絡いたします。 ◆かつて一度もありませんでしたが、筆ができない場合には、すぐに大切な赤ちゃんの髪の毛 をご返送いたします。 ◆送っていただいた髪の毛が多量で余った場合には、ご返送いたします。また、2本の赤ちゃん 筆を作ることもできますので、ご希望の方はお知らせください。 (電話の時、可否をお知らせします) (2本の場合、額の入れ方などによって価格が異なります。詳しくは⇒【値段表】) |